働き方改革でパートの社会保障はどう変わるのか?

単身者のパートの社会保障と主婦とではどう違う?

単身者のパートの社会保障と主婦とではどう違う?

 

働き方改革でパートの負担は増える?減る?

 

日本総研の試算によると2020年度末までに日本の労働力は430万人分不足する可能性があるとされています。その不足を補って生産性を高める為、国は今働き方改革をすすめ、より働きやすい環境を目指しています。

 

こうした中、パートなどの保障を正社員並みにしようという新しい制度が始まりました。

 

社会保険適用拡大(厚生年金・健康保険)
労働時間 週約30時間以上→週20時間以上
賃金 年収おおむね106万円以上
従業員 501人以上の会社

 

週20時間以上パートとして働いた場合は、正社員同様保険料の一部を会社に負担してもらえるようになります。


単身者のパートの場合

 

これまでは保険料を自分で全額支払っていましたが、保険料の一部を会社が負担してくれるようになります。その結果保険料は安くなります。厚生年金にも入って老後も安心というわけです。

 

パートで働いているというより、社員に近いのは間違いありません。

主婦のパートの場合

 

結婚していて、もともと会社員の夫の扶養の範囲内で働いていたため、これまでは夫の保険でカバーされていたため負担は無かったのですが、今回保険料を新たに支払わなければならなくなります。この部分が収入が減ると言われているところです。週20時間未満に働く時間を減らし、保険料を払わずに済むようにするか。20時間以上働いて保険料を納めるかの選択になります。

 

この結果、扶養の範囲内で働きたいという人が多いと、企業にとっては新たに労働力不足という問題ができます。しかし、この部分は個人的な意見になりますが、社員にしわ寄せがいかにように会社側が努力するところだと思っています。

 

プラスの部分が多いという事は覚えておこう!

 

この制度一見すると、長い時間働くと不利なように思えますが、実はそんな事はありません。

 

「増えた保険分は将来厚生年金で帰ってくる。」という事を忘れてはいけません。負担は長期的に見ると自分に帰ってくる。つまりプラスになるということも覚えておきましょう。

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